各部門のご紹介

私たちは、
利用される皆様を中心にした精神科医療を推進し、
信頼される病院作りを目指します

療食科

食べ物はからだを作るだけでなくこころの安定にもかかわるため、当院では特に食事は大切なものと考え、“食べる栄養はこころの栄養”をモットーに、心を寄せながら業務に携わっています。

療食科目標

多職種チームによる栄養管理

入院患者さんの顔が見える栄養管理を行うため、入院カンファレンスから始まり、病棟の申し送りや多職種カンファレンスなどを通して、食事摂取状況だけでなくさまざまな情報を共有しています。これらによって患者さんに対する栄養管理にも幅が出ますし、薬剤科と情報を共有することで、症状の早期改善も期待できます。また、薬や症状による摂取不良での低栄養や脱水、そして絶食に対し、積極的な栄養管理を行っています。たとえば、絶食も食事の種類と考え輸液の栄養量を把握して食事開始につなげ、摂取不良では水分を含めた個人に合った食事提供をすることで栄養状態の改善を目指します。

<NST(栄養サポートチーム)>

「NST(栄養サポートチーム)委員会」を毎月1回開催しています。入院患者全員の栄養モニタリング(摂取状況,体重,血液検査値など)を行った中から、リスクのある患者さんを把握して薬剤師,検査技師と事前に検討します。委員会では精神科医や内科医を始め各病棟看護師なども出席して、多職種でモニタリング結果の評価や食事変更や薬剤の提案を行い、症状や栄養状態の改善につなげるようにしています。

当院では個人対応が多いため、患者さんが退院先で安全に安心して食事ができるよう、2013年より栄養サマリーを作成することで情報提供を行い、退院先からは良い評価を受けています。サマリー内容は、入院中の体重や検査値,提供栄養量と食事内容,食事変更経過,摂取状況などで、年間100件以上作成しています。

栄養講座の開催

<精神DC栄養講座>

2015年から栄養講座を開催しており、現在月4回行っています。栄養講座で多いテーマは「飲み物の砂糖の量」「ダイエット」「夏バテ予防」「間食」などがあります。

栄養講座は[レタスくらぶ(生活習慣病対象)][Let’s快適(調理実習あり)][栄養クラブ][栄養講座]の4種類があり、全ての利用者がそれぞれに合った講座を受けられるようにしています。

<リワーク栄養講座>

当院では2015年1月から復職支援プログラムを開始して、1クール(3ケ月)のなかで栄養講座を4回開催しています。セロトニンをキーワードに「精神栄養学」と「腸内細菌の働き」を踏まえた講座を3回と、セロトニンになるために必要な食品を選び、利用者同士で献立を決めて調理実習を行います。

食事の種類

一般食 … 食事制限を必要としない方へ提供するもので、一般食は年齢,身長,体重,活動量など
から個人に合った必要栄養量を提供します。

特別食 … 生活習慣病や慢性疾患の方へ、病状に合わせた栄養量を提供します。

食事の種類

<食事の形態>

食べやすい形態の提供を心がけています。

<食事提供の方法と時間>

温冷配膳車で、料理を適温の状態でお届けしています。

食事提供の方法と時間

楽しみな行事食

毎月その季節ならではの食事を味わっていただいています。行事食の該当しない月には調理師が食べていただきたい料理を考え、「調理師おすすめメニュー」として年3回提供し、好評を得ています。

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