二本松会からのお知らせ

令和7年挨拶

 当法人も開設100周年を迎えており、今年は新しい年に踏み出します。創院100周年を終えた社会医療法人二本松会は、精神科医療の発展を基軸として更なる社会貢献を図ってゆく所存であります。

 山形さくら町病院ではうつ病治療の新たな選択肢としての反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法を導入し順調に治療が進んでおり、また、精神科分野に特化した地域医療シンポジウムを行い始めました。かみのやま病院では少年期の精神科治療に特化した診療が人口に膾炙されて、ペアレント教室をも併せて行われております。更には、山形さくら町病院は精神科基幹病院の役割を、かみのやま病院は子ども精神科医療の充実の役割をこなして参ります。蛇足では有りますが、地域の厚い信頼を基盤としての精神科医療を行っておりますこと言を俟ちません。

 百周年記念誌で両病院長が述べた如く「心を病んだ患者さんへの共感を強く抱き」、「人を育て、人を残すこと」が病院の診療の基軸でありまたバックボーンであります。病弱で本の虫の私は「正本眼蔵」を繙きました、しかし子供の私には全く分かりませんでした。最近「修証義」を唱えておりますが中でも好きな言葉は愛語と利行です。和顔愛語を心がけ他人様を慮る生き方をする、これが私なりの正本眼蔵の解釈です。

 今年・令和7年も楽しく明るく過ごして参りましょう。

令和7年1月1日
社会医療法人二本松会 理事長 峯田武興

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