各部門のご紹介

私たちは、
利用される皆様を中心にした精神科医療を推進し、
信頼される病院作りを目指します

臨床検査科

顔の見える臨床検査技師を心がけています。

検査をすることで、身体面での不調の原因や心の病に隠れた身体疾患をみつけることができます。臨床検査科では薬物療法の効果や体への負担など、自分でも気づいていないような変化を見逃さないよう心掛けています。また、身体疾患を併発している方への病状把握にも努めており、患者様の状況に応じた検査依頼に対応します。必要に応じて検査の説明や相談などにも対応させていただいており、多職種連携チームの一員として顔の見える臨床検査技師を目指しています。

写真_臨床検査科の様子

チーム医療としての臨床検査科の役割

『臨床検査技師による検査説明・相談』を行なっています

患者様自身の採血結果を拝見しながら、医師の診察時間内では伝えきれないこと、聞きそびれたことなどを中心に話を致します。検査値の見方や、検査値から見えてくる現在の状態や生活するうえで注意すべき点など、具体的な説明や相談に応じています。尚、検査説明は医師の指示のもとに行います。検査結果は医師の診断補助材料であると同時に患者様自身に理解していただく事が大切であると考えています。患者様からの問い合わせ内容によっては、薬剤師や管理栄養士から情報をもらい説明させていただくなど、他職種との連携により患者様を支えます。

 

病院内の感染管理

医療関連感染防止対策委員会に所属し、院内の感染拡大防止にむけた中心的役割を担います。病棟内では感染者が1名発生しただけでも、たちまち拡大してしまう可能性が大きいため、リスク軽減に向けた対策を行います。普段から地域の感染状況を把握し、素早い対応が行えるような対策を考えます。また、情報の提供を行い院内で共有する事で職員へ注意喚起し、病棟内への持ち込みを防止します。

その他の活動

OT活動の一助として、検査教室「健康くらぶ」を行なっております

毎月1回、病棟やデイケア施設(合計8か所)へ出張し、約1時間程度で病気(身体)のことや体のことについて話をします。(家族教室へ出張することもあります) 内容は身体の仕組みや、生活習慣による身体の変調について、開催する季節に応じて流行しやすい病気の話など多岐にわたります。難しい話ばかりにならないよう、クイズや脳トレを交えて、楽しみながら学べる内容を提供できるようにしております。患者様とのかかわりから、数値やデータから判断することのできない「こころのやりとり」を感じることができる貴重な時間です。

写真_健康くらぶの様子

当院で行なっている臨床検査

生理検査  患者様に協力していただき患者様の身体を直接調べる検査です

心電図 不整脈や虚血性疾患の有無を調べる心臓の検査です
検査時間は5分程度です
脳 波 脳の機能的診断のための検査であり、てんかん・脳障害・睡眠障害などの評価を致します。痛みを伴う検査ではありません(電気を流したりすることはありません)
検査時間は30分~1時間程度です。事前にお手洗いをお済ませください。
超音波 超音波を体の中に入射して、はね返ってきた音波から画像を作り出します。 エコー検査とも呼ばれます。人体への影響がないため、妊婦健診等でも行われる検査です。検査時間は20分~30分程度です
ホルター心電図 通常の心電図は測定中の記録しか行えませんが、この検査は小型の心電計を装着したまま普段通りの生活を行なっていただきます。これにより不整脈の傾向や重篤度の評価を致します。

検体検査  血液や尿などの検査材料から体液中の各種項目濃度を測定し評価する検査です。

血液検査 血液を調べることで、体内の弱っている部位が特定できます。
緊急院内検査については、検体到着後30分以内の結果報告を心がけております。
一般的な生化学検査・血算は院内測定可能です。通常検査については、外注項目を含めると300種類をこえるものに対応可能です。正確な結果を提供できるように内部精度管理に努め、外部精度管理への参加も行なっております
尿検査 尿を調べることで腎臓・肝臓・泌尿器の疾患を見つけることができます。 また、尿を遠心分離し、顕微鏡にて観察する尿沈渣も行なっております
細菌検査 尿・喀痰などの分泌物から感染症の原因菌をつきとめ、適正な抗菌薬を特定する検査です。培養にて増菌しますので、結果提出までに4日かかります
その他 インフルエンザ抗原検査、血液型検査 など

薬剤血中濃度(TDM)について

薬剤血中濃度は、血液内に入っている薬の量を表します。投与された薬剤は胃や腸で吸収され、全身に運ばれて効果を発揮します。血中濃度は体重の増減や腎臓、肝臓の働きによって変動します。また、同じ薬剤を同量服用していても患者様それぞれの感受性の差異などにより血中濃度に違いが生じるため、定期的に測定し適正な量が処方されているか、または服用が出来ているかを検査する必要があります。

全ての薬剤が対象ではありませんが精神科の薬剤においては重要な検査の一つになります。

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